2012年11月8日

井戸に呟く映画評論  『プライマー』

総評 89点

自宅のガレージでタイムマシーンを作ってしまう映画。

話そのものは現実的SFサスペンスで好きな設定。
例えるなら『バタフライ・エフェクト』を
もっと現実的にして複雑にした感じ。

この映画が凄いのは、
観客へ配慮した説明が一切無いところ。
むしろ、映画の『キモ』であろう部分も見せていない。
普段、見ている映画の「ハイハイ、こうなったのね」が
まったく無い。
「どうして、こうなった?」の連続。

かなり挑戦的な新しいジャンルの映画だ。

エンジニア出身のシェーン・カルースって人が
監督・脚本・主演してるらしい。

まさに天才現る。