2013年7月31日

My毎日記 【Bjorkと私】

「どんな音楽を聞くの?」
  もう何回、聞かれただろう。
「Bjorkをよく聞くよ」
  もう何回、答えただろう。

Bjorkが好きな理由は単純明快だ。
『圧倒的に天才だから』

僕にとって音楽はBjorkだけであり、他の物は音と情報でしかない。

Bjorkに出会わなければ
もっと他の音を楽しめていたかもしれないし
楽器を演奏する音を聞く事自体に飽きていたかもしれない。

Bjorkの音楽を説明するのは難しいが
ギターやベース等の普通のバンドの音は無いので
乱暴にジャンル分けすると、ダンスミュージック=打ち込み系になると思う。
UnderworldやThe Chemical Brothersと同じジャンルだろう。
ただ、これらの人達と決定的に違うのはBjorkが歌うという事。
Bjorkが生々しく歌うからBjorkなんだ。
極論、普通のバンド編成だろうが、アカペラだろうが
BjorkはBjorkだ。
どんな変わった曲だろうが、どんな変わった楽器を使おうが
いつでもBjorkは生々しく歌う。
そして、Bjorkはいつだって前衛的で挑戦的だ。
「私は、もうポップなCDは作らないわ。もう既に作ったから」
Bjorkが新しい音を発表する度に、いつも自分は置いてきぼりになる。
「また遠くへ行ってしまったんだね」と感慨深く思う。

Bjorkの感想を『宇宙だ』『地球だ』『生命だ』と目にする事がある。
確かに宇宙について歌っている曲もあるし、生命を感じさせる音もあるが
『解らない偉大な物=宇宙』と解釈するのは避けたい。
打ち込み系の音楽をやってる人達は無駄に時代に流されてしまって
自分達でさえ何をしたいのか理解してない物が大半だけど
Bjorkには答えがある。
僕は幸運な事に1995年に発売した2枚目の『Post』というBjorkの中でも比較的
理解がしやすくキャッチーなアルバムからスタートできたが、
例えばBjorkの最新アルバムの『Biophilia』がファーストコンタクトだったら
理解できずに敬遠してしまい、好んで聞く事は無かったかもしれない。
Bjorkを聞いた事が無い、もしくは聞いてみたけど意味不明なら
ファーストアルバムの『Debut』から聞いてみて欲しい。
そして、
31歳のBjorkが『Homogenic』を作り
36歳のBjorkが『Vespertine』を作る理由を楽しんで欲しい。

Bjorkには答えがある、、、、、、

多分あるんじゃないかな、、、、、、

あると信じたい。



7月31日、『Biophilia』というアルバムの答えを見つけに

僕は音楽に会いに行く。