2013年9月10日

My毎日記 【宮崎駿監督の引退について】

宮崎駿監督が4度目の引退を発表した。

スポーツ選手なら解るけど
こういった、文化人の引退宣言は珍しいんじゃないかなぁ。

日本映画で一番、面白い映画は
『天空の城ラピュタ』だと思っているので
正直、ラピュタやトトロくらい面白い映画をもう一度
作って欲しいという期待があったので感慨深くはある。

引退の理由を、『風立ちぬ』に出てくる
「創造的人生の持ち時間は10年」という台詞を引き合いに出して、
「自分の場合そのピークの10年間はずいぶん前に終わったんだ」
と言い笑ったという。

そして引退会見では、思い入れのある作品を聞かれ
「トゲのように残っているのは『ハウルの動く城』です。ゲームの世界なんです。
 それをゲームではなくてドラマの世界にしようとして格闘したんですが
 スタートが間違えていたと思うんですが自分で企画したので仕方がないです」
と答えていた。

この一連の引退での話を聞いて、宮崎駿監督の懐の深さに改めて感動し尊敬した。

元々、ファンタジーの話が好きじゃない自分に
ここまでファンタジー映画を面白く見させてくれたのは
後にも先にも宮崎駿監督だけだと思う。

「この世は生きるに値するんだ」というメッセージを多くの作品で伝えて貰った。

ありがとうございました。