2012年10月20日

My毎日記【No.293-10月20日】

レコーディング作業は敬遠してる身なので
あんまり偉そうな事は言えないけど、、、
レコーディング作業で使うスタジオスピーカー(ニアフィールドモニター)の
僕なりの選び方を記載したいと思う。

まず、レコーディングのスタジオスピーカーで定番なのは
YAMAHAのNS-10M、通称『テンエム』
気をつけなきゃいけないのが
NS-10Mにも無印のノーマル、Pro、STUDIO等、種類が沢山ある。
普通、レコーディングスタジオとかに置いてあるのは
『NS-10M STUDIO』。
無印のNS-10Mが発売された当時、高音が目立つので
エンジニアがツィーター部分にティッシュは貼って聞いていた事から
ツィーター部分を改良した『NS-10M STUDIO』が発売されたらしい。
このスピーカーはワシントン条約によってパルプ材の入手が困難になり
現在は廃盤になっているので、中古を購入するしかない。
いきなり、結論になるがレコーディング用にスピーカーを探してるなら
『NS-10M STUDIO』を強く薦める。
このスピーカーは下手な味付けがしていない為、レコーディングに集中できる。
他のスピーカーを使うと、もしかしてスピーカーの特性なのかもという
不安が出てくるので、定番という精神衛生上で抜群の安心感がある。
他の人に聞かせる時も、このスピーカーなら話が速い。
但し、スピーカーの状態、アンプの選択、電源の選択などで
激的に音が変わるので探求が必要になる。
まぁ、何せ見慣れてるから無難にカッコイイ。
次に、よく見るのがFOSTEXのNF-01A。
値段が60.000円くらいで、パワードでアンプを買わなくて良いという
お得なモデル。
アンプの事を考えないくて良いという精神衛生上の安心感はある。
音は値段相応。何となく高級感がある音はする。
レコーディングで使うなら、もう少しフラットな音の方がいいと思う。
まぁ、何せウーファーユニットがカッコ悪い。
パワードスピーカーでもう少し、お金を出せるなら、GENELECの8000シリーズがある。
GENELECの音は高級な感じがするので、音を出して
『これで、いいじゃん』ってなりそうな気がする。
クオリティが高くて、逆にミックスしづらいんじゃなかろうか。。
まぁ、何せ見た目がイマイチ。
他のパワードスピーカーで、KRKのV8を薦めようと思ったんだけど
どうやら今は、VXT8って新シリーズに変わってるらしい。
こっちのスピーカーは元気があって、奥行きがある。
レコーディングするジャンルによってはアリだと思う。
まぁ、何せ名前がダサいけど見た目は悪くない。
最近は、KEFってメーカーがニアフィールドモニター用に開発した
LS50ってのが話題らしい。
音は聞いて無いのでコメントできないけど
2wayの同軸ユニットは何とも魅力だ。
今まで紹介したスピーカーだと、
どうしてもツイターとウーファーが別れているので音の繋ぎ目が気になってしまう。
スピーカー側で綺麗に繋がっていても、リスニングポイントで音の聞こえ方が変わり
精神衛生上あまり宜しくない。
同軸であれば、余計な事を考えずに済む。
但し、このモニターはアンプが必要。
発売されたばかりなので、アンプの相性選びが大変そうだ。
まぁ、何せ不思議な形をしている。
最後に、もし自分がスタジオモニターを買う場合は『NS-10M STUDIO』を選ぶけど
『好きな物を買ってあげる』と言われたら、選ぶスピーカーを紹介したいと思う。
MANLEYのML10。
知人が紹介してくれた、このスピーカーはレコーディングの真空管機器で有名なMANLEY社が
TANNOYのユニットが好きで、外側の箱のみを設計して作ったモデル。
やっぱり、同軸スピーカーを使いたい。
残念ながら、現在は廃盤でMANLEY社は、これ以降スピーカーを作っていない。
中古で出回る事も殆ど無く、日本に入って来た数も極端に少ないと思う。
TANNOYのユニットをMANLEY社に持って行けば特注で作ってくれるらしいが、確かでは無い。
まぁ、何せ見た目がカッコイイ。
と、ここまでニアフィールドモニターの紹介をしてきたけど
レコーディングをする場合、
ニアフィールドモニターだけだと低音が弱くて、どうしても低音の処理が甘くなるので
ラージスピーカー(大きいスピーカー)が必要になる。
低音の処理を、しっかりとしたいのなら
最低でも、サブウーファー等を別で購入する必要があるだろう。
予算、騒音の問題で用意できないのなら
ニアフィールドモニターを買わずに
ヘッドフォンに重きを置くって方法もあるが
ヘッドフォンは好きじゃないから、詳しくないので何とも言えない。
そもそも、レコーディングをしない僕がレコーディングモニターの話をするのもどうかと思うが。。